「か…彼氏とか、いるんですか!?」


「え?」

彼氏???

「…いま…せんけど…」


「良かったぁ~…。あの、おれ、古賀亮太っていいます。
このコンビニ来る度に君の事見てて…いいな…って。」


え…え゛え゛え゛~~~~!!??

これって…これって!!!


「あ…あのあの…」

うわぁ~…

一気に顔が火照るのが分かる。

絶対今私顔真っ赤だぁ~~


「って…突然こんな事言われても困るよね…」


彼はポケットからペンを取り出し、さっきのレシートの裏に何かを書きこんだ。

「友達…からでも全然かまわないからさ…良かったらメールください。
…じゃあ、また来ます。」


彼がカウンターに置いて行ったレシートの裏には携帯番号とアドレスが書き込まれていた。