ギュッ

…え?
私は突然晴くんに抱きしめられた。

晴矢「怖い…?手…震えてる。」

っ…手…?
ほんとだ…
私はまた、コクリと頷いた。

晴矢「何が怖い?言ってごらん?俺は怒らないよ?」

子供をあやす様に抱きしめられた。
…本当にこの人は…1個上なのかな。
大人みたいでかっこいい…。

そう思って何故か安心してしまった私は、今まで経験してきた事と、捨てられる事が怖かったと、全て話してしまった。