「そうそう、今日図書委員の日だっけ?」
うみが惣菜パンと口に運びながら聞いてきた
そう、月に2回だけ私は図書委員会の係が回ってくるのだ
「うん、だから今日一緒に帰れないのごめんね」
「待っとこうか?」
本が好きという理由と基本暇というだけで決めたのだけど、入ってみればのんびりする時間はなく、返却された大量の本を元の位置に戻さなければいけない
しかもその作業が終わるまで終了時間になっても帰ってはいけないという暗黙のルールがある
運よく私はそうなた事はないけど、結構ギリギリまで作業したことはある
「遅くなっても危ないからいいよ、ありがとう」