7時38分
時間通りに到着した電車に次々と人が流れ込んでいく

若干緊張した気持ちで私もいつものように乗車する


たまたま今日はチラホラと席が空いている
でも私はいつものように、ドア近くのつり革に掴まり、窓の外を眺める


『次は青山協会前〜…』


せんぱいが乗ってくる駅に到着する。
自然とつり革を握る手に力が入ってしまう

下を向いて目を閉じ、一回深呼吸をする


『ドアが閉まります』


アナウンスが流れプシューとドアが閉まり、発車と同時にグンっと体が後ろに引っ張られる