金曜日のあの一件を帰宅後すぐにうみに報告
着替えようとブレザーをハンガーにかけようとした瞬間、返信して10秒もしない内に電話をかけてきたと
「どういうこと!?詳しく!」と興味津々に
電話越しでもわかる、うみのテンションの高さ
声が大きすぎてキーンと若干鼓膜がおかしくなりそうだった
小1時間そのことを根掘り葉掘り聞いてくるうみ
「いやー、まさかそんな漫画みたいな展開があるなんてね」
「うん、私もそう思う」
「そんなことされたら、私ならすぐ好きになっちゃうわ」
さすが王子と褒めるうみに、「あははっ」と笑って濁したものの、内心ときめいたのは事実