「危ないだろ、気をつけろ」 少し怒ったような低い声で男子生徒に注意をする助けてくれた人の声と同時にその人に視線を移す 「…へ?」 心臓が跳ねる いつも静かに、少し離れたところから見ていた、話したことはない、ただ、静かに憧れていた先輩がそこにいた 先輩との距離は一気に0センチだ 初めて聞く先輩の声、体温に私の脳は思考停止状態