帰ってきてリビングのドアの前で固まっている私に気づいた冬輝が「あ、お姉ちゃんお帰り」と言ってきた。



「あ、お帰り。じゃない!!何時だと思ってんの?もうすぐ8時だよ?親御さん心配してるって」と怒りながら言った。



「えー、でもこいつらが何時になってもいいって言ったから」と冬輝が口をとがらせて言う。



「でも・・・お母さん達は家にいるの?」と冬輝の友達の男の子3人に聞いた。



その質問を聞いて顔色を変えずに「あ、俺ら親と住んでないんで」と答えた。