それから私達は校舎を出て、中庭に行くために、体育館とつながっている渡り廊下を突っ切ろうとした瞬間柱のせいで見えていなかった陽菜にぶつかってしまった。 陽菜はよろけただけだったが、陽菜より背の低い私はしりもちをついてしまった。 愛音が焦りながら「小雪、大丈夫⁉︎」と手を差し伸べてきた。 その手を掴み、愛音にお礼を言った。 「ごめん、ぶつかっちゃった」と陽菜は謝ってきた。