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翌日、あたしたちは通常通り学校へ来ていた。


できれば館下先生の様子も確認しておきたかったのだ。


校門前で4人で待ち合わせをして、そのまま職員室へ向かう。


「館下先生は午前中から来ていることが多いんだ」


歩きながら知樹が言う。


「部活の準備や、部員1人1人合った練習方法を考えてるから、部活専門の先生っていっても忙しいみたいだ」


しかし、あたしたち4人が職員室へ入って行っても、館下先生の机には誰もいなかった。


「君たち、なにか用事？」


後ろから声をかけられて振り向くと、保険室の先生が書類を持って立っていた。


「柳浦さん、もう体調は大丈夫なの？」


「はい。もう大丈夫です」


美奈がペコリと頭を下げて答える。


「先生、今日館下先生はまだ来ていないんですか？」


知樹がそう質問をすると、保険の先生は頷いた。