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「永遠くん、ここの書類ってこれでいいの?」
「あーそこにこの文足しといて」
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「なあ永遠、この計算おかしくねえ?」
「あー本当だ。この経費入れてないかも」
永遠くんの大切な子が文化祭に来る。
永遠くんはその子と一緒にいる予定。
そんなセンチメンタルに浸る余韻もなく、文化祭前の生徒会は大忙しだった。
いろんなクラスから届く企画書を見て、お化け屋敷ばかりになったりしないように選考をして。
使える教室やスペースを割り振って、実行委員会をまとめて。
永遠くんも真緒くんも忙しすぎてちょっとピリピリしている。
それでも他の生徒たちにはにこにこと王子様スマイルを振りまいている永遠くんはさすがだ。