「じゃあ…何もしないから、一緒に入れてくんない?」


彼は少しだけこっちを見てそんな事を言った。


男の人と同じ布団!?
それも、強盗の犯人と!!

それでも、私は信じられないくらいこの人を信用していた。


「…ど、どうぞ…」


幸運な事に私のベッドはセミダブルで少し広いので、そんなに密着するような体制ではなかった。


だけど、やはりドキドキする
男の人と同じ布団なんて、幼稚園以来だし…



「…やっぱり、体調きつい?」

変に意識していたせいか、急に話かけられて本当にびっくりした。