「音?」 自分の名前を呼ばれてふと我にかえる。 「えっ?あ、さおりがかわいそうだよね。 遊びならつきあうなよなあっ。」 「ねぇっ。まったくだよっ」 サヤはそうゆうとふんっと鼻をならして、 浅岡のほうに視線を向けた。 年下、ねぇ~。 これで、今年になって6回目。 今まで浅岡が付き合ってきた女の子は みんなさおりと同じように、 目立ってかわいいこたちばっかり。 年下ってのは新しいけど。