「大丈夫です。もう落ち着きましたから、私仕事に戻りますので」
恵梨佳さんはすぐに仕事に戻ろうとした。しかしそれを支配人はきつく止めた。
「病院には行きなさい、これは業務命令です」
恵梨佳さんはその言葉を聞いて反論することなく従った。
「亜崎君ごめんね。面倒かけちゃって」
「いいえ大丈夫ですよ。支配人からもそのまま直帰してもいいと言われましたし、ちゃんとその分時給はつけてくれるて言われましたからね」
「意外とちゃっかりしているのね亜崎君は」
「そうですか?」
「そうね、意外な面発見した気分」