「おう、亜崎。今日は忙しいぞ」 ホールメンバーの一人が、すれ違う時僕に漏らしていた。 「そうみたいだな」苦笑いをしながら、トレーの料理を落とさないように足早に運ぶ。 今は店内のほかにテラス席も開放している。 ちょうど客席の裏側に屋根付きウッドデッキのテラス席がある。そこもすでに埋まっていた状態だった。