「そーゆー事なら、帰ろうか!」


うんうん、と賛成してくれる朔斗先輩。


どうやら、時間のことはちゃんと理解があるみたい。



「俺も、異論なし」



翼くんも、もちろんおっけーだって。



「え、…でも、みなさんはもっと遊びたいんじゃ…」



蘭ったら。


そんなことに気を遣う必要ないのに。



そう思って言おうとすると。



「蘭ちゃんは可愛いんだからひとりで帰るなんて危ないよー。みんなで帰れば一緒にいる時間増えるんだから、それで良いんじゃない?」


ニコニコして、そう蘭に言い聞かせる朔斗先輩、さすがです!



ほらほら、蘭も大人しく頷いたよ。


朔斗先輩効果、恐るべし。