「らんーー!久しぶり!」



久しぶりではないか!
さっきぶりか!


でも、蘭大好き病にかかってるわたしには耐えきれない時間だったよ。


あつい抱擁をしようとしたけど「やめて、外なんだから」って、蘭さん、冷た!


やっぱりクールで、その方が落ち着くね!



「おーい、音羽ちゃん。
俺には何もなしー?」


何を、朔斗先輩。


「当たり前じゃないですか、蘭は特別なんですぅ!」



あのね、蘭と朔斗先輩は違うんだよ?


朔斗先輩には悪いけど、蘭はわたしのものなんだからね!


「うわぁーん、音羽ちゃんが冷たい〜。
翼なら迎えてくれるよね?」