「ねぇ、知ってる?実は好きな人と両思いになれるっていうドリンクがあるらしいよ!」
「えー?そうなの??
え、どんなの??めっちゃ気になる!」
「なんかね、町外れにあるとあるカフェで、出されてるやつらしいんだけどさ…」
「うんうん、」
「なんだっけ……、確か…ピンクグレープフルーツの恋色ルイボスティー…だったかな、」
「え、何それ美味しそう!」
「だよね!!行ってみない??」
「うん!!」
町外れにあるとあるカフェ。
「え、なにここ…ほんとにカフェ?」
「たぶん……ここであってるとは思うんだけど……」
そのカフェはとてもカフェを営んでいるとは思えないくらいのボロい外観だった。
「まあ、いちおう入ってみよ?」
「…そうだね、」
しかし、ドアを開いた瞬間……
ーガランガラン
「えっ、」
「……すご、い…」
「いらっしゃいませ。お客様は2名様でしょうか?」