1歩ずつこっちにくる佐野君。


や、やばい!!


あたしはすぐさま布団をかぶり目を閉じた。


シャッ!!


「こいつ…帰ったんじゃなかったのか?」


佐野君はアタシをじっと見ているようだった。


ドキ・・・ドキ・・・ドキ・・・


それを思うと…


あたしの胸の鼓動が早くなる。


なんで・・・?


なんでなの??