「んっ…」 強い光と頬に触れた涙で目が覚めた。 (ここは…?) 知らないところ。 少なくとも外じゃない。家の中だ。 もう外は明るい。 ずっと眠っていたらしい。 見知らずの所に1人、不安なのでキョロキョロと周りを見回してみる。 「起きたか?」 声が聞こえてハッと振り返る。 昨日の金髪の男が両手に何かを持って近づいてきた。