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「じゃあね!一生さようなら!」



(待って……。ねぇ…待ってよ………)



私を置いて楽しそうに知らない男の人と腕を組む、あの人。


“母親”とはかけ離れているのに。

何にも無いのに、欲しがってしまう。




(い…やだ……。1人に、しないで………)




腕をどんなに伸ばしても届かない。

もう、あの人は振り返らない。



どんなに泣いても、泣いても。



─────私はひとりぼっち



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