場面が移り変わった



お母様が幼い私を抱き、お父様がその横に寄り添っている



「あなたの名前はレイラよ、誰にでも優しく接する心優しい子になりなさい」



「レイラ、お前はディアーナの未来を左右するもの。ディアーナを立派に守り抜くんだぞ」



そんな言葉を2人はいつも口癖のように私に言っていた



懐かしいその場所はお母様とお父様の部屋



そして城の一室でもある



そう、私はディアーナの第一王女



みな、私をレイラ姫と呼んだ



お母様とお父様の言葉を守り、私はだれにでも優しく接したし、正義感をもち魔法でみんなを守れるような強い子になろうと努力した