「ねぇ、私が生きてるまで、一緒に思い出つくろうよ。」

「…いいよ。」


君と僕は、沢山の思い出を創った。

いつか忘れていってしまう、思い出を。


あの日、君が嬉しそうに涙を流すから、
思わず抱き締めそうになっちゃったよ。


創っていくうちに、

僕達なりの、喜を。怒を。哀を。楽を。

見つける事も出来たね。



そんな僕との思い出こそが、君にとっての生だった。
まるで、生きた証のような。


…君の、短い人生だったね。