「渇き」

喉が渇いて仕方ない

どうしたって水分なのさ

村上春樹を読んでいた

俺に必要なのは文学なのさ

古今東西の文学なのさ

それでも仕方がない、喉が渇いていたら仕方がない、どんな宮廷のお抱え詩人だって

スポーツドリンクが一本あれば!

幾世紀か前の詩人はこのスポーツドリンクとやらに飛びつくだろう

これさえあれば!

わたしの喉の渇きは水を得た魚のように……となるだろう

わたしの愛する近代の詩人たちよ!

ポカリスエットを飲むがいい!