廊下の先に五十嵐たちがいる。


窓から差し込む光に、輝く髪がまぶしいくらい。


もう五十嵐とは目すら合わない。


というか、五十嵐の方にかかわることができない。


気持ちはやっかいで、



別に五十嵐が悪いわけじゃないのに。


ただ、自分が痛いから


今は離れていたくて。


何も感じてないふりがせいいっぱいで……