まだ制服姿の後輩は、携帯片手に待っている。 短髪の黒髪にちょっと童顔のかわいい子。 背丈は私よりちょっと高いくらいだな。 あんまり喋ったこともないけど。 何でだろ。 そっか。 なんか相談したいことがあるのかな。 それしかないよね。 「いいよ」 ちょうどポケットに入っている 携帯を出して柚季は言った。 「じゃあ、早く着替えなよ」