「ほんと、真っ赤だよ。どうした? ゆず」



私ほんとにどうしちゃったんだろう。



おかしくなってるの。


柚季がとまどったように、顔を押さえる。


理沙がふざけて言う。


「なに~柚が恋バナ反応するとか。


珍しいじゃん。恋しちゃってたりしてえ?」


「柚が?。誰?」


盛り上がるみんな。



「ないないっ」


慌てて言う柚季に


「そうなの~」


「ほんと~?」


おもしろくなさそうに、トーンダウンする。



「なんだ、興奮しただけか。」


理沙たちが笑う。