愛に飢えた孤独な少女は極上の愛と幸せを手に入れた。




桃香「学校の時は一緒にいてくれるよね?」

え…嫌なんだけど…
本当に嫌なんだけど…

母親「そりゃそうでしょ?お姉ちゃんは妹を守る役目があるんだもの。」

妹を守る役目…か。
とりあえず家での事は解放されたって事だよね…

家に居ないなら…学校ぐらいいいか…

柚香「うん、いいよ。でも友達と居ることもあるからね。」

そん時に話しかけられるとウザイけど…
ま、そんなにベタベタしてこないでしょ。









桃香「良かった〜」

何がいいんだか…
私の言葉の意味分かってないでしょ…

柚香「ふふ…でも友達との時間も大切にするからね。」

出来れば話しかけて欲しいとも思わないけど…ね。

母親「そう言えば…桃香、お友達出来たの?」

桃香「うんっ!男の子2人と!」

男しか出来なかったのねw
ま…あの幹部と総長でしょ。

母親「そう、良かったわね〜」

桃香「あとね!すごくかっこいい男の子が居て…一目惚れしちゃった…///」










ふーん…絶対亜蓮じゃん…
私と同棲してんのバレたら泣くんだろうな…

母親「あら…どんな子なの?」

桃香「んーとね…亜蓮くん!!」

ほら…やっぱり。

母親「そうなの…付き合ったら家に連れて来なさいね!」

んーと…じゃあ私の彼氏として連れて行こうかな…www

桃香「うんっ!それでね…」




















その後ご飯を食べた私はパソコンと荷物を持ち、仕事場に向かった。




















ガチャッ

柚香「アヤ〜」

そう、私の今日の仕事場は辻本組の離れにある、私達トップレベルの人しか入ることの出来ない部屋に居る。

そう言えば…しっかり紹介してなかったよね。

私…いや俺がユズ。
レンが亜蓮。
アヤが綾人。
大和は辻本組の若頭。

実力的には私達がトップ。
でも今は組長である時田には勝てない設定にしてる。

時田より強くなったってバレたら…殺されるかもしれないからね…











綾人「どした?」

柚香「実はさ〜____」

俺は今日あった亜蓮との会話の話と家を出て亜蓮と暮らす事を話した。


















綾人「そうか…俺にもわかんねぇけど…とりあえずこれは…チャンスだな。」

柚香「だよね…」

あ、今日の仕事はね?
情報管理!
裏の世界の情報におかしな所はないか判断して…時田に異変があったら教えるって事。

意外と大変だから2人係でやるんだ。













仕事を初めてから1時間半が経った頃。

カチッ

柚香「ふぅ…特に異常なし…か。」

仕事が終わった。

綾人「俺も〜」

柚香「んじゃ帰るわ。」

早く亜蓮に会いたいし…

綾人「そ。亜蓮とイチャイチャしてくんのか。」

っ…バレてる…

柚香「…まぁね。とゆー事でバイバイ〜」

バタンッ








亜蓮side


コンコンッ

俺は今、仕事を終えて辻本組の若頭である大和の部屋に任務完了の報告をしに来た。

大和「…入れ」

ここでは友達ではなく、組員と若頭の関係。

ま、ここに入ってしまえば友達に戻るけどな。
この部屋は今大和が大きな声を出したから聞こえる。
だから部屋の中は小さな声で話せば聞こえないのだ。


そんな事を思いながら扉を開けた。