愛に飢えた孤独な少女は極上の愛と幸せを手に入れた。





柚香「そっか…多分それは亜蓮の事1番信頼してるからだと思う。」

っ…!

亜蓮「マジで?嬉しすぎんだけど。」

やば…柚の1番か…嬉しすぎる…

柚香「((ニヤ…亜蓮が1番大事だよ?」

っ…!
柚もなんだかんだSだもんなぁ…



















その後柚に俺は柚の1番だとたくさん教えて貰った。

…顔が赤くなったのは…恥ずかしいが言うまでもない。
























次の日また俺は柚の手作り弁当を持って登校した














柚香side



ザワザワザワ

…ん?

「龍星に姫が出来たらしいよ?」
「だれなんだろ…媚び売ったのかな?」

これ…桃香いじめられない?
いや…女の嫉妬とか…あるよね?!

どうしよう…
またいじめられたら転校…?
いや…一人暮らしだから私はない…?

あ…でも桃香を守るって命令だったから…ダメか…

どうにかして阻止しないと…!

この学校から離れたら…亜蓮と毎日会えない…!
あ、亜蓮とは一緒に住んでるし会えるか…

ん?でも学校が遠かったら離れないと…
って…私考えすぎ!

私はバカみたいにぐるぐる考えながら教室に向かった。














ガラガラガラガラッ

柚香「…おはよう!」

今日もオーラを振りまきながら挨拶をする。

「あ、柚香ちゃんおはよう!」
「はよ〜」

私が挨拶をすれば返してくれる。
そんな中、1人が私にこんな事を聞いて来た。

「ねぇねぇ、もしかして龍星の新しい姫って柚香ちゃんなの?」

と。










シーン

誰もが私の返答に注目する。
きっと期待しているんだろう。
でも…

柚香「ううん?私じゃないよ?」

…期待しているような答えは出せない。

私に質問をした彼女は「そっかー」と言って去って行った。

私が答え終えると、

ザワザワザワザワ

何事も無かったように周りは話し出した。

今回の事で分かった。
龍星の姫は絶対いじめられる…と。

私は対策を考えながら授業を受けていた。



















そんな姫の噂が出てからその姫が桃香だと分かるのはあっという間で、桃香が姫になって丁度1週間がたった頃だった。





















柚香「…はぁ。」

…疲れる。

亜蓮「…どうした?柚。」

亜蓮は優しいなぁ…
亜蓮は、私のため息ひとつでも心配してくれる。

柚香「いや…疲れたなぁって思って。」

あれから、桃香が姫になったとバレてしまった。

だから、いじめを見張るため朝早くから学校に行き下駄箱を見張っている。

運がいい事に、まだ何も無いけど…

夜には仕事であまり休めない。

それに休み時間は桃香が私達の所へやってくる。

…気を抜ける場所が家しかない。










でももし、桃香がいじめに気付いてあいつらに言ったら…?

絶対転校だ。
それに私も連れていかれる可能性がある。

そしたらまた亜蓮達と離れなければいけなくなる。

そんなの…絶対に嫌。

疲れるけど…亜蓮がいる。
我慢するしかないか…。

ギュッ

亜蓮「疲れたなら寝な?柚が倒れたら元も子もないだろ?」

…確かに。

柚香「…そうだね。」

それにしても…亜蓮の腕の中は気持ちいいなぁ…