つまり、それだけ、川崎と過ごす時間が大切で、楽しいということだ。

なんだかんだ、私のことを助けてくれるのも川崎だし。

とはいえ…

「お前みたいな重いのにぶつかられたら怪我するだろ!」
「あ?お前やんのか?てか、そんな言われるほど重くない!肥満度マイナス!」
「は?プラスの間違いだろ?」
「そんな真逆には間違えねーよ!」

やっぱり、川崎はうざいし、私も口が悪くなってしまう。

これが私たちの関係だ。

よく言うじゃん。
『ライバルと書いて友と読む』って。

それに近いと思う。

私は、こんな川崎との時間が一番楽しいと感じるようになっていたし、この時間がずっと続いていくと思っていた。