私、信条花葉【しんじょう かのは】は一年の頃からずっと、三本茜【みつもと あかね】が好きだ。
ただ、最近、その気持ちも揺れ始めている。
「もー、三本やめてー?」
「お前から始めたんじゃねーか!」
きゃはは、と笑い声が今いる教室に響く。
「今日も、三本と菫ちゃんすごいね…」
「そうね。」
私は親友の若葉にそっけなく返事をしてから、手元のワークに視線を戻す。
ワークには、xやらyやらのグラフが並んでいる。
ただ、一度意識したことは頭から離れなくて、どんだけ集中しようとしても、三本と菫ちゃんの声が頭に響いてくる。
ただ、最近、その気持ちも揺れ始めている。
「もー、三本やめてー?」
「お前から始めたんじゃねーか!」
きゃはは、と笑い声が今いる教室に響く。
「今日も、三本と菫ちゃんすごいね…」
「そうね。」
私は親友の若葉にそっけなく返事をしてから、手元のワークに視線を戻す。
ワークには、xやらyやらのグラフが並んでいる。
ただ、一度意識したことは頭から離れなくて、どんだけ集中しようとしても、三本と菫ちゃんの声が頭に響いてくる。