だけど、埋められていた手紙は俺が小さい頃に書いて埋めた手紙とは違っていて・・。
そして、俺が埋めたはずの手紙は、もうなかった。
俺は意味も分からず手紙を読んだ。

「なんだよ・・これ・・」

それは、流星が俺に向けて書いた手紙だった。

自然と俺の目から涙が頬を伝う。
そして俺は、流星からの手紙を読み始めた。

「カズキ今までありがとな。そして、ごめん。お前には散々、助けられっぱなしだった。俺よりカズキの方が年上みてーだな。いつも勝手な俺と付き合ってくれてさ。すっげー嬉しかった。俺さ・・分け合ってここを離れることにしたんだ。お前に何も言わず勝手にいなくなる俺を許してくれ。俺、お前が親友でよかったよ。今でもカズキは俺にとって自慢の親友だから。それと、約束破っちまってごめんな・・。一緒に掘り返そうって約束したのにな・・。お前の手紙、ちゃんと読んだからな!マジでありがとな。それと・・あーいや、なんでもねぇ。お前に出逢えてよかったよ。カズキ、今まで本当にありがとう」

手紙は、そこで終わっていた。

「ふざけんなよ、流星・・」

一滴、また一滴と俺の目からは涙が溢れ出してくる。