そして、流星がご飯をほお張る。
「すっげー美味しいです!」
そう言って流星は、夢中になってご飯を食べている。
「よかったわ・・喜んでもらえて」
お母さんは、すごく嬉しそうだった。

流星もさっきよりは緊張がほどけたみたいで、いつもの流星に戻っている。
少しは、あたしのお父さんとお母さんに心開いてくれたのかな?
そのことが、あたしにとって何よりも嬉しかった。

それからお風呂に入って、流星はあたしの部屋で寝ることになった。
「ごめんね。ちょっと部屋狭いかも・・」
「余裕だろ。こうやって寝れば」
「え?!」

そう言ってあたしは、流星の腕の中にすっぽり納まってしまった。
あーー今、めちゃくちゃ心臓の音うるさいよ・・。
隣の流星に聞こえちゃいそう。
でも、やっぱり流星の腕の中は、温かくて落ち着く。
だから、あたしはすごく好きなんだ。

「これからは、ずっと一緒にいられるな」
「うん」

カチャ・・

「「あっ」」