あなたが、あたしをここまで変えてくれたの。
もし流星に出逢ってなかったら、あたしは今どうしていたのかな?
あなたが、あたしを強くしてくれたんだよ。

今、流星と一緒にいられることが、すごく幸せなんだから・・。
ありがとう・・流星。

「俺達、またここに戻って来れたな・・。今度は、ここから始まっていくんだよな・・」
「そうだね」
「花恵・・俺、ずっと傍にいるよ」

そして流星は、あたしに優しいキスを落とす。
あたしの目から、温かい雫が頬を伝った。


あれからもう夜の7時になっていた。
地元は、電車が1時間に1本しか走らないから、これから新幹線の乗って帰るのは無理がある。
「ねぇ流星。もしよかったら、あたしの家に来る?」
「いいのか?」
「うん!大丈夫だよ!」