「そういえばさ、花恵が東京にいるってことは何か夢でも見つけたのか?」
「ううん。なーんにも。今はアパレル定員になって働いてる。流星は?」
「・・俺は東京来てからずっと工事現場で働いてる・・」

そして、あたしの隣で何かが眩しく光った。
それは、あたし達の絆の証。

あたしは、気づいたら「それ」を、ずっと見ていた。
そんなあたしに気付いた流星が慌てて隠した。
あたしはもう・・我慢の限界だった。

「ねぇ流星・・。どうしてあの時、勝手に一人でいなくなったの?」

あたしの涙腺は、もう抑えることなんか出来なくて・・。

「・・・」
「答えてよ・・流星・・」
あたしは、流星の肩を掴んだ。
「・・・」

そして、あたしは流星に確かめるように言ったんだ。