思いもよらない突然の流星との再会に、頭がついていけなくて・・。

３年ぶりに見た流星は、どことなく苦しそうに見えた。


それからあたしは、呆然としたまま仕事に向かった。
いつもよりも３０分遅刻してしまった。
「遅れてすみません」

あたしはすぐに店長の佐々木さんに謝った。
「花恵ちゃんどうしたの？顔色悪いけど体調でもよくないの？」
「いえ・・大丈夫です・・」
「具合悪くなったらすぐに言ってね？」

まだ２０代の若さで女店長になった佐々木さんは、とても優しくて頼りになる。
佐々木さんの優しい気遣いにあたしは救われた。


「花恵ちゃんお疲れ様」
「お疲れ様でした」
あたしは、なんとか今日を乗り切った。
家に帰ってからは、あたしの頭の中は流星でいっぱいだった。