「でも嫁いだその女の人が幸せだったらいいなって思います。」

「どうして?」

「だってそうじゃないですか。昔はそうはいかないかもしれないけど私だったら好きな人と結婚して生活していきたいな。さっきの楓さんたちみたいに。」

そういうと楓さんがポッと顔を赤くしていた。

とてもかわいい。

そのあとに私の周りで流行っていることや楓さんが楽しかったことを随分と話し込んだ。

少し落ち着いたころにまた楓さんが遠くを見ながら

「私ね。遠くの村からここに嫁いできたの。そこで私は大切に育てられたの。小さい頃には龍さんが許嫁となって小さい頃から花嫁修業させられたの。村のみんなも大切んき私のことを見守ってくれた・・・」

「いい場所だったんですね。」

「いい場所か・・・あの人たちは大切にとか言いいながら私のことを避けてたような気がするの。」

「さけてた?」