「??どしたー?まだ頭が冴えないのかー?」



「いっそのこと…」


あんたをこと好きになればよかったのかな







なんて言えない





「本当にどうした?」

「馬鹿と話しても無駄だなーって言っただけよ」

「誰が馬鹿だ!」

「お前だ!馬鹿」


クラス内でガミガミと喧嘩していると


「お前ら朝から元気いいなぁ」


後ろから黒いオーラを感じ、振り向くと


「やおちゃん先生…」

「八尾無(やおな)先生だろ?いいから席につきなさい」


「「は、はい」」




ホームルームをしている時に


さっきの問題に気づく



結局どうするか決めてないな…
お昼休みまであと3時間

食べない方向かな……













キーンーコーンーカーンー…


お昼のこと考えてたらもうお昼休み!!?


はぁ…今日お昼なし決定かなこれは


ため息をついていると猛が

「なぁ!藤咲飯一緒に食おうぜ〜」

お財布を片手に寄ってきた


これはチャンス??


「今日学食なの?いつも食べてる人達は?」

「あいつら酷いんだぜー彼女が出来たから、もうお前と食えんとか言ってきてさ〜だから俺ボッチなわけ」

「貴方がボッチとかなかなかね」

「ま、ボッチ仲間同士仲良くしようぜ!てことで食いに行くぞ〜」

「え、ちょっと」


猛は私の手を取り、食堂までの道を歩いていく

猛は本当に優しい人だなって思う。だってこんな私でも接してくれる、クラスの中でも猛が1番馴染みやすい


楽しいと感じてしまってる私がいる














「なにあれ」

「え?どうした亮介」




食堂へ通じる道を歩く夏海の手を引く猛の姿を見ている2人がいるとは知らず