高校2年
5月の下旬
蒸し暑くなってくる季節
朝の7時
私は朝早くから学校へ来ている
誰もいない校舎の中を私藤咲 夏海(ふじさき なつみ)の足音だけが響く
今この瞬間だけはこの世界には私しかいないとさえ思えてくる
ズンズン進んでいくと
ある教室につく
ガラリと扉を開け、窓際の方へ顔を向ける
黒髪で少し長めの髪に切れ長の綺麗な目をしこれぞイケメンという長身を持っていて、机に座っている男
私の想い人…幼なじみの菊地みなみ(きくち)がサッカー部の朝練を見ている
「おはよ、みなみ」
「ん、はよ」
みなみはこちらをチラリともせず、ずっとサッカー部の朝練を見ている…いや
“亮介(りょうすけ)くん”をみている
みなみはおそらく亮介くんのことが好きなんだと思う…ううん、好きなんだ
男なのに
そう思うと胸がチクチクしてくる
別に私は同姓愛を批判する気はないし、別にあってもいいとは思っていたけど流石に自分の好きな人の好きな人が男って言うのが少し複雑な気持ち
少しくらいこっち向いてくれたっていいじゃん
ちょっとムスッとした顔でみなみの前の席に座る
「なんでお前ムスッとしてんだよ」
目の前に座ってきた私を見て、言ってくる
あんたのせいだわ!!!!
と言いいたい気持ちを押し込んで
「それよりいいの〜?亮介くんを見てなくて」
「はぁ!?な、何言ってんだよおまえ」
そう言いながらもお顔がハバネロみたいに真っ赤ですが
これじゃ、好きだって言ってるようなものじゃない
5月の下旬
蒸し暑くなってくる季節
朝の7時
私は朝早くから学校へ来ている
誰もいない校舎の中を私藤咲 夏海(ふじさき なつみ)の足音だけが響く
今この瞬間だけはこの世界には私しかいないとさえ思えてくる
ズンズン進んでいくと
ある教室につく
ガラリと扉を開け、窓際の方へ顔を向ける
黒髪で少し長めの髪に切れ長の綺麗な目をしこれぞイケメンという長身を持っていて、机に座っている男
私の想い人…幼なじみの菊地みなみ(きくち)がサッカー部の朝練を見ている
「おはよ、みなみ」
「ん、はよ」
みなみはこちらをチラリともせず、ずっとサッカー部の朝練を見ている…いや
“亮介(りょうすけ)くん”をみている
みなみはおそらく亮介くんのことが好きなんだと思う…ううん、好きなんだ
男なのに
そう思うと胸がチクチクしてくる
別に私は同姓愛を批判する気はないし、別にあってもいいとは思っていたけど流石に自分の好きな人の好きな人が男って言うのが少し複雑な気持ち
少しくらいこっち向いてくれたっていいじゃん
ちょっとムスッとした顔でみなみの前の席に座る
「なんでお前ムスッとしてんだよ」
目の前に座ってきた私を見て、言ってくる
あんたのせいだわ!!!!
と言いいたい気持ちを押し込んで
「それよりいいの〜?亮介くんを見てなくて」
「はぁ!?な、何言ってんだよおまえ」
そう言いながらもお顔がハバネロみたいに真っ赤ですが
これじゃ、好きだって言ってるようなものじゃない