待って待って待って。どういうこと?
陽介が私を好き???ん?友達として?
いや、でも友達として好きなら、あんな緊張しないし。告白ってことかな?
「ああああああ!よくわからん!!!」
あんまりモテないし、元カレも中学の時に1人しかいなかったから、あんまりこうゆうのに慣れてないからどうしたらいいかわからない。
でも、もし恋として私のことを好きって言ってくれていたんなら嬉しい。嬉しいけど、恥ずかしいよ!!!!どうしよどうしよ
「瑠衣、何してんの!部活始まる!!」
キャプテンの声で我に返る。
「あああ!ごめんなさい!今すぐ行きます!」
急いで部室に向かい、部活の洋服に着替える。
洋服を着替えるあいだも陽介のことばっかり。
部活中は忘れるだろう、そんなことを思っていた矢先あることを思い出した。
「体育館にいるじゃん」
陽介、バスケ部じゃん。体育館にいるじゃん。


この日陽介が頭から離れることはなかった。