告白

井上君は、すごくキラキラした人だった。周りの皆とすぐに打ち解けて、楽しい毎日を過ごしているみたい。同じバスケ部ということもあり、何回も話すうちに打ち解けていった。
井上君、川原、そう呼びあっていた名前も、陽介、瑠衣と呼び改めた。

「川原〜今日、カラオケ行かんー??」
川瀬が1枚の紙をピラピラ持って私を誘う。
「その紙、なに??」
川瀬は、ああこれね、と言って紙を渡してきた。
「4人まで3時間、ルーム料金無料券でーす」
自慢げに言う川瀬。
「それは行くしかない!!!でも、今日部活やけん、明日はどう??」
「いいよ〜じゃあ明日の昼からね」
「了解!!また、あとで連絡する!」
「おけ〜練習がんばれ」
ありがとう、と言って川瀬と分かれる。
「なあ」
後ろから声をかけられた。