離せ、離してくれー!!



僕が何をしたんっていうんだ??



ただのキスじゃあないか??



慌てて、麻美ちゃんの唇から逃れ、カラダを突き放し。



「あっ、司、ごめん。
ついクセで、噛んじゃって。」


噛むのがクセって??


なんて、不幸な僕なんだ。

久しぶりのキスがこれって!!


「司、血がでてる。」



鼻血の次は、唇から血?



僕、血だらけじゃん!!



「大丈夫だよ。」


なんて、ココロにもない事、また言っちゃったよ。



この日は、ご飯を食べるどころじゃあなくなり、帰る事になった。



散々だ!!!