「風呂お先〜。沙絵も入りなよ」
「…うん」
私がお風呂に入ったらアナタはリビングで私を待っててくれるの?
それとも今日も書斎で仕事?
「沙絵、俺今日はこのままリビングにいるから、風呂入って来な…」
私の不安が伝わったのか、斗真は私の頭を優しく撫でてそう言ってくれた。
「…ありがとう…」
なんだか嬉しくて、でも少し切なくて私は泣きそうになった…
それに気づいたのか気づいて無いのか…
斗真は黙って私を抱きしめてくれた。
抱きしめてくれてる斗真からボディーソープの優しい匂いがして…
結局我慢してた涙がポロポロ溢れた