いつだって斗真といると、飾らない自分でいられた。
楽しくて幸せだった。

それと同時に、キミはモデルになっていた。
雑誌や広告などで見るキミは、いつも輝いていた。
キミはあの頃と何も変わっていなかった。
今でも君は、彼女と幸せにやっているみたいだったから、安心した。

それから月日は流れて、あたしは斗真と結婚した。
そして、お母さんになった。
若菜っていう大切な宝物だってできた。

すごく幸せで、あたしはそんな温かい家族に囲まれながら暮らしている。
これから、もっともっと大変なことだって沢山出てくると思う。
だけど、それを家族と一緒に乗り越えていきたいって思える。

そしてあたしは、最後にキミに言いたいことがあるんだ。

すっごく好きでした。
この想いは、言葉にして伝えることはなかったけど、あたしは幸せでした。