「気をつけろよ?ほら」
またれんげにおかゆをすくって
雪の口へ運ぶ。
今度は気をつけて食べた雪。
「はぁ…見てられねぇ」
「え?…おい高嶋」
部屋を出てった高嶋。
「…高嶋。料理上手いね」
「え?…あぁ、美味いか?」
「うん。おいしい」
「よし。じゃあもう1口」
またれんげにおかゆをすくい雪の口元へ。
それを繰り返し雪はおかゆを全部食べた。
そして、薬を飲んで眠った。
俺はそれを確認すると
おぼんを持って部屋から出る。
あれ…高嶋…。
「まだいたのか…お前」
「あぁ」
「…何してんだ?お前」
「見てわからねぇのか?
カレー作ってんだよ」