そしたら少し笑ったんだ。
ったく…可愛いな~。
「お前…俺のことからかってる?」
「…え?…」
「はぁ~…今お前が熱出してなかったら
襲ってるかも…」
「何それ…」
「お前が可愛いってこと」
「へへっ…」
へへっ…って。
なんでそこで笑うかな~…。
「何いちゃいちゃしてんだよ」
「…ん?…あれ」
雪の寝顔を見てるうちに眠く
なったのかいつのまにか眠ってた。
「俺が頑張ってる時に仲良く
居眠りですか…まぁ、雪は
仕方ないとして…」
まだ完全に目が覚めていない俺に
嫌みを言いながらおぼんを
ベッドの横の棚においた。
「雪、おかゆ作った。食えよ」
「…いらない」