「え…あっ…」
レジの店員を見て驚いた。
そこには俺に宣戦布告してきた
高嶋徹がいた。
「…何してんのお前」
冷めた目で風邪薬を機械にあてる。
「何って見りゃ分かるだろ。
っていうか客にそんな態度でいいのか?
お前こそ何してんだよ」
「バイト…お前風邪ひいてんの?」
精算した風邪薬を袋に入れながら
聞いてきた。
「俺じゃねぇよ。雪」
「はっ!?大丈夫なのか!?」
「あぁ…なんとか」
「…ちょっと店の外で待ってろ」
「はっ!?おい!」
俺の言葉も聞かず袋を俺に渡すと
勝手に店の奥へと消えていった。
「ったく…」
仕方ねぇな…。
言われたとおり店の外で
壁にもたれて座って待つ。
「おい。山村」