広い式場でたくさんの人たちが
高級バイキングを楽しむ。



「わぁ~光輝すごいね!あたし
バイキングなんて初めて!」



「いや、俺もう正直初めて…
おやじがこういうの嫌いだから」



「光輝のお父さん?」



「あぁ」



そういえば、会わなかったな…。



そう思ってると後ろから聞こえた声。



「おっ?光輝?」



振り返るとめちゃくちゃ不機嫌な
おやじとご機嫌で皿に料理を
盛り付けてるおふくろがいた。



「噂をすれば…」



「?」



「いや…別に」



「あらっ?光輝、こちらのお嬢さんは…」



「あっ、あの…ほらっ。
この前アニキが言ってた…」



「…あぁ!えっと…光輝がはまってる」



わぁ!!!



「何?光輝、はまってるって…」



「いやっ!なんでもない!」