「しかたねぇ~な」
ここで寝ますか…。
俺は布団の中に入って雪の隣で眠った。
もちろん次の日の朝は雪の
めちゃめちゃでかい声で目をさます
ことになるんだけど。
「わぁ~…豪華だね、光輝」
「そりゃ有名な財閥の娘の結婚式だしな」
「だよね…有名人もたくさんいるし…
あらためて香奈さんがすごい人だって
実感したかも…」
シャンデリアがいくつもあって、
豪華な料理が並ぶ式場で
雪ははしゃいでいた。
今日はアニキと香奈さんの結婚式。
6月のなんだっけ?
ジューンブライド?
まぁ、そんなやつ。
さっき雪も言ったけど
確かに芸能人やら有名人。
政治家なんかも来てて
俺もめちゃくちゃ驚いてる。
普通に道を歩いてたら
うくような人ばかりだけど
反対に俺達の方がういてしまう。
一般人なんてほとんどが
アニキの友達ばかりだもんな。