って。



俺…自分が思ってるより相当
雪にはまってんだな。



なんかなさけねぇ~…。



そう思いながら夕焼けの空を見上げた。



…結婚か~。



あのアニキが結婚すんのか。



昔は俺と一緒にバカばっかりやって
おやじにめちゃくちゃ
怒られてたあのアニキが…。



しかも逆たまのこし…?



まぁ、これで我が家も安泰。



よしっ!



力をいれて頬を叩いた。



「俺も頑張るか!」



そう意気込みを入れたとき、
目の前に車が止まった。



「あら?光輝!」



「あぁ、おふくろ。久しぶりおやじ」



車から降りてきたのは俺の両親。



「元気だったか?わが息子~」



車から降りるなり勢いよく
俺に抱きついてきた。



「離せ!…くっ…苦しい」