「ありがとう」



「橘!これスタッフ一同からの花束」



「わぁ~!!嬉しい♡
ありがとうございます」



笑顔でみんなに囲まれてる香奈さん。



やっぱりみんなも知らなかったんだ。



「よし!じゃあ今日は
橘のお祝いするぞ!」



「わぁ!いいねそれ!」



「そうですね~♪」



「あっ、すいません。
今日は用事があるんです!」



勝手に盛り上がる周りの声を
断ち切る香奈さん。



「用事?だんなと食事か?」



「まっまぁ…」



「そっかそっか。じゃあ仕方ないな。
明日なら大丈夫か?」



「はい。明日なら」



「よしっ!じゃあ明日は
橘のお祝いということで!
はりきって仕事するぞ!」



「はい!準備しま~す」



みんなが持ち場に戻った。



香奈さんは楽屋に向かってる。